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[専任]

長尾 雅信
准教授/博士(経営学)
長尾 雅信 NAGAO Masanobu
・地域ブランド・マネジメント ・ブランド・コンタクトポイント・マネジメント ・戦略的CSRと競争優位戦略の関連性
研究室:人文社会科学系棟 C354室
慶應義塾大学大学院経営管理研究科博士課程修了 博士(経営学)(2009/02)
慶應義塾大学大学院政策・メディア修士課程修了 修士(政策・メディア) (2003/03)
技術経営研究科 准教授 (2007/09 - )
現在、広告セミナー(新潟広告協会)、産地ブランド戦略セミナー(新潟県産業振興課)等の講演を通じて新潟地域の活性化へ積極的に取り組む。

元、新潟県産地の経営環境改善事業補助金事業計画審査委員会委員
新潟市まちなか再生本部委員。新潟県産地ブランド事業検討委員
新潟県産地ブランド確立チャレンジ事業検討委員会委員
今までやってきたことにとらわれず、
偏見とこだわりから離れて、MOTの知見を広めてください。

■ 「マーケティング」とは何を学ぶか?
  
〜協働志向で顧客価値の共創を〜

 あらゆる分野でコモディティ化が進む今、機能の追求に止まらず、顧客との対話による顧客価値の共創に目が向けられる時代になってきました。一般的に、日本企業の技術は優れており、それは顧客価値創造の重要な源泉です。技術競争は企業の体力を鍛えてきました。これからも技術の追求を怠ることは出来ません。しかしながら、その競争に目を奪われ顧客に目を向けず、対話を試みずに技術の追求にのみ埋没すれば、過剰品質の罠に陥りかねません。すなわち、実際の製品機能がすでに顧客の求めるニーズ水準を超えているために、顧客は対価を支払ってまでその商品を求めず、気づいたときには販促費の増大と価格競争に囚われてしまうのです。

 企業、そしてその製品が顧客から支持を得られなくなったのは、マーケティングの問題と言えるでしょう。マーケティングの基本的な考え方に、マーケティング・コンセプトがあります。これは、顧客への考え方、関わり方を説くものです。「良いものは売れる」というシーズ志向から、「顧客のニーズに目を向けて対応を図る」ニーズ志向へ、「顧客との長期的関係を構築し、維持を図る」関係性志向、そして今、「顧客との対話により、価値を創り出す」協働志向に目が向けられています。

 製品機能への偏重は、独り善がりを生みかねません。機能面を強調し過ぎるあまり、製品機能は顧客の期待する便益や結果に結びつかねばならないことが、忘れられてはいないでしょうか。機能や性能を語る場合でも、それによっていかなる結果がもたらされるのか、言わば、機能的価値を訴求する必要があるでしょう。また、製品分野によってはそれだけにとどまらず、顧客の情緒や感覚に訴えかける感性的価値を訴求することも出来るでしょう。

 協働志向を貫く企業は、技術力をベースにし、さらに顧客との対話を繰り返すことで、機能的価値を見出し、提案しています。また、画期的な技術を持たなくとも、顧客の観察や対話を通じ、隠されたニーズの中から感性的価値を育み、コモディティ化の陥穽から脱している企業も少なからずあるのです。

 自社の製品が顧客にどのような価値を与えることが出来るのか。そのためには実験室や社内に止まらず、顧客と接し対話を心がける。そのプロセスのなかで、その価値を共創していく。市場が成熟し、競争環境も激しくなった今、それに直面する企業はまさに協働志向への切り替えが求められているのです。
【論文】
  1. "地域と産業のブランド化-すみだ地域ブランドの取り組み-", 長尾雅信, 新潟大学MOTレビュー, Vol.2011, No.2(2011)
  2. "地域ブランディングとアクターのマーケティングの構図", 長尾雅信, 慶應義塾大学博士号学位論文(2009)
  3. "地域ブランド論における主体の誘引と育成への注目", 長尾雅信, 新潟大学 経済論集, No.85, pp.93 - 116(2008)
  4. "地域の持続的成長に向けた視角‐宮崎県・綾町のエリアブランド構築の取り組み‐", 長尾雅信, 流通研究, Vol.9, No.1, pp.109 - 126(2006)
  1. "アートを核としたエリアブランド構築戦略‐コミュニティへの注目とアクターのマーケティング‐", 長尾雅信, マーケティングジャーナル, Vol.26, No.2, pp.100 - 118(2006)
  2. "芸術によるエリアブランドの構築‐ケース「小出郷文化会館」事例分析論文", 長尾雅信, 慶應義塾大学大学院経営管理研究科ケース分析論文(2005)
  3. "企業の商品への信用担保の研究−有機食品業界を事例に−", 長尾雅信, 慶應義塾大学修士号学位論文(2003)
  4. "地域活性化とコミュニティネットワーク‐中小企業ネットワークとPPP理論に基づく提言‐", 長尾雅信,松井聡, エコノミスト, Vol.81, No.4(2003)
【著書】
  1. (単行本(学術書)) "「地域ブランドの地場産業への浸透と融合」『日本型マーケティングの新展開』", 長尾雅信ほか,池尾恭一・青木幸弘編, 有斐閣(2010), 担当部分:第13章
  2. (単行本(学術書)) "地域ブランド・マネジメント", 和田充夫、菅野佐織、徳山美津恵、長尾雅信、若林宏保, 有斐閣(2009)
  3. (教科書) "小出郷文化会館-文化活動と地域行政の関わり-", 長尾雅信, 慶應義塾大学ビジネス・スクール(2004)

日本消費者行動研究学会
日本商業学会

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